資金とローンの記事

抵当権と根抵当権の違い・極度額と借入残高

登記の金額と、現在の借入残高は異なります。

この記事の要点

  • 抵当権は特定の債権を担保し、根抵当権は定められた範囲の不特定の債権を極度額の限度で担保する仕組みです。
  • 債権額・極度額と現在の借入残高は異なります。極度額から残高を引いても、追加の融資額が決まるわけではありません。
  • 借換えでは、残高に加えて希望日の精算額と、既存担保の抹消・新たな設定の手続きを確認します。
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担保する債権の範囲が異なります

抵当権は、不動産などを担保として特定の債権を保全する権利です。根抵当権は、契約で定める一定の範囲に属する不特定の債権を、極度額の限度で担保する仕組みです。継続する取引などで利用されることがあります。

登記と契約を確認するときの基本的な違い
種類基本的な仕組み確認する内容
抵当権特定の債権を担保する債権額、債務者、抵当権者、順位など
根抵当権一定の範囲の不特定の債権を、極度額の限度で担保する極度額、債権の範囲、債務者、根抵当権者、順位など

土地と建物、複数の土地などが同じ債権の担保になっている場合もあります。共同担保目録がある場合は、対象となる不動産も確認します。どちらの担保が設定されているかだけで、新たな融資の可否は判断できません。

登記上の金額と、現在残高を別の資料で確認します

抵当権の債権額は、返済が進むたびに現在残高へ書き換えられる数字ではありません。根抵当権の極度額は担保の上限を定める数字であり、実際に借りている残高や、お客様が自由に借りられる枠そのものを示すものではありません。

根抵当権の極度額(仮定)
2,000万円
現在の借入残高(仮定)
800万円
追加で借りられる額
この2つの数字だけでは分かりません

この例で差額が1,200万円あっても、同額の追加融資を受けられるという意味ではありません。契約上の取引や担保の範囲、既存の借入状況、担保評価、返済能力などを別に確認します。

現在残高は、借入先が発行する残高の分かる書面や最新の返済予定表などで確認します。借換えや全額返済を検討する場合は、利息や手数料等を含む希望日時点の精算額も確認してください。担保評価の考え方は担保評価と借入可能額の記事をご覧ください。

完済の確認と、担保の抹消手続きを分けます

全額返済したとしても、登記の記録が自動で消えるわけではありません。既存の担保を抹消する場合は、借入先から受け取る書類や登記の手続き、費用、日程を確認します。根抵当権では、残高がゼロになったことだけで取引や担保の関係がすべて終了したと判断しないようにしてください。

  • 土地と建物に設定されている担保の種類・権利者・順位。
  • 共同担保目録がある場合の対象不動産。
  • 借入先が示す現在残高と、希望日時点の精算額。
  • 完済の事前連絡、必要書類、手数料などの条件。
  • 既存担保の抹消と、新しい担保設定を調整する日程。

登記や権利関係のお手続きは、借入先や司法書士などにもご確認ください。弊社でのお借換えは所定の審査を行い、貸付条件をご案内します。支払総額で比較する方法は借換えの比較例、期限前に返済する場合は繰上返済の確認事項もご覧ください。

参考資料

制度や費用は、参考資料と契約内容をご確認ください。弊社の商品条件は貸付条件・返済例に掲載しています。記事の編集方針

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