この記事の要点
- 住宅ローンが残る場合は、現在残高、担保の権利関係、物件の評価、返済能力などを確認します。
- 登記上の債権額や根抵当権の極度額は、現在の借入残高をそのまま示す数字ではありません。
- 追加のお借入れとお借換えでは、残る返済や担保の手続きが異なります。費用を含めた条件を比べましょう。
住宅ローンの残高がある方へ
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融資には所定の審査があります。貸付条件・返済例をご確認ください。
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現在の借入残高と、登記上の権利は別々に確認します
住宅ローンが残っているという情報だけでは、新たな融資の可否や金額は判断できません。現在の返済状況に加え、土地と建物の権利関係、担保としての評価、新たな返済を含めた収支を確認します。
登記事項証明書の権利部では、甲区に所有権、乙区に所有権以外の権利が記録されています。抵当権の債権額や根抵当権の極度額と、返済後の現在残高は区別し、借入先が発行する残高の分かる書面などもご用意ください。
同じ不動産に複数の抵当権がある場合、順位は原則として登記の前後によります。担保の順位は確認事項の一つですが、後順位での融資を一律にお約束するものではありません。
追加のお借入れと、お借換えの違いを整理します
| 検討方法 | 考え方 | 主な確認事項 |
|---|---|---|
| 追加のお借入れ | 現在のローンを残して、新たな資金を検討する | 既存契約の制限、担保の順位、両方の返済負担 |
| お借換え | 現在のローンを精算し、新たな契約に切り替える | 精算額、抹消・設定の手続き、新旧双方の費用 |
今の金利が低い場合は、借換えによって負担が増えることもあります。金利だけでなく、これから支払う総額と返済期間を比べます。現在のローンに追加の担保設定などの制限があるかも、契約書面や借入先の案内でご確認ください。
住宅ローンの借換えを含む個別のお取扱いは、商品条件と審査により異なります。本記事は借換えの受入れを確約するものではありません。
住宅ローンと新たな返済を、家計に合算します
月の手取り収入60万円、生活支出35万円、既存の住宅ローン返済10万円、新たな借入れの返済8万円を仮定します。手取りが50万円に減り、その他の額は変わらない場合も並べます。新たな返済8万円は比較用の仮定で、弊社の商品条件を示すものではありません。
| 項目 | 手取り60万円 | 手取り50万円 |
|---|---|---|
| 手取り収入 | 60 | 50 |
| 生活支出 | −35 | −35 |
| 住宅ローンの返済 | −10 | −10 |
| 新たな借入れの返済 | −8 | −8 |
| 上記を差し引いて残る現金 | 7 | −3 |
この例は家計の一部を単純化したもので、返済可能額や融資可能額の判定ではありません。生活支出35万円が十分かは世帯ごとに異なります。表に含めていない年払いの税金・保険、修繕、教育費等の臨時支出、他の借入返済や融資の諸費用も加え、予備資金を確保できるか確認してください。返済額の目安は返済シミュレーションで試算できます。
賃貸物件の家賃から返す計画は家賃収入と空室の計算例で別に整理します。返済を続けられなければ担保不動産を失うおそれがあります。
金額・権利・返済について確認する資料
- 住宅ローンなどの借入先、現在残高、毎月の返済額。
- 借換えを検討する場合の、希望日時点の精算額と手数料。
- 土地と建物の登記事項証明書、所有者や共有者の情報。
- 現在の契約で担保設定や借換えに関係する条件。
- 必要な追加資金の金額と、新たな返済の見通し。
融資額から既存ローンの精算や諸費用を支払う場合は、手元に残る金額をご確認ください。比較の進め方は借換えと返済負担の記事、評価の考え方は担保評価と借入可能額の記事をご覧ください。
ご相談前によくある確認事項
二番抵当・後順位なら、新たに借りられますか?
担保の順位だけで融資可否は決まりません。現在の借入残高や担保の権利関係、不動産の評価、返済能力・返済方法等を確認します。後順位での融資や取扱いを一律にお約束するものではありません。
登記に記載された金額が、現在の住宅ローン残高ですか?
登記上の債権額や根抵当権の極度額と、返済後の現在残高は異なります。残高は借入先の書面等で確認し、登記事項証明書では所有者や担保の権利関係を確認します。
残高の書類や登記資料がなくても、相談できますか?
審査資料のご準備前でも、ご相談いただけます。まずは分かる範囲でお知らせください。審査・ご契約へ進む場合の必要書類と提出方法は、内容に応じてご案内します。